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テクノロジー部門には大きく二つのミッションがあります。ひとつは会社全体のシステム的なインフラストラクチャーを整備するチーム、もうひとつはアプリケーションを開発するチームです。私は後に所属し、主にコントローラーズ向けの開発を担当しています。ゴールドマン・サックスは社内で使用するアプリケーションについてそのほとんどを自社で開発しており、私のようにソフトウエア開発に専門で携わる技術者も大勢います。
コントローラーズとは企業のPL(損益計算書)の計算や帳簿を作成する専門家の方たちで、そうした計算業務で利用するアプリケーション・ソフトウエアを独自に開発しています。ユーザーにはスクリーン上のGUIの形で利用しやすいシステム環境し提供しつつ、バックオフイスでは日々送られてくるさまざまなデータ、つまり市場価格の変動や扱い数量などの情報を出来る限りリアルタイムに計算し、より良いAvailabilityではコントローラーズにデータを提供する。それらをバッチジョブ(データ一括処理)によってシステムを効率的に運用できるようなアプリケーションを採用しています。
職種として対外的にはシステム・エンジニアと名乗りますが、金融に関する知識も必要があり、さまざまなスキルが求められる仕事です。Javaなどのプログラム言語はもちろんのこと、例えば金利スワップの利益計算の仕方やコモディティの収益の仕組みなど、ゴールドマン・サックスが扱う商品に関しても知っておく必要があります。新入社員研修のほか、ニューヨークでのOJTなどさまざまな機会を通じて学んでいきます。
ここ東京のチームは全員で6名。東京は日本だけでなくアジア全域を担当しており、ユーザーは香港、シンガポール、韓国、上海ら各国に広がっています。特に最近はアジア市場が非常に活性化しており、開発の機会が増えています。国ごとに異なる法律などに対応した細かい調整が必要になり、それをわずか6名で担当するのは非常に密度の濃い仕事と言えます。
加えてゴールドマン・サックスの場合、システムに関しては世界で規格を統一しており、このPL計算のアプリケーションについても世界中で同じものが使われています。ニューヨーク、ロンドンと協働での作業は複雑で大変ながらも刺激に富み、また世界の優秀な開発者とのやりとりが自分自身の成長につながっていると実感します。
もともと興味があったテクノロジーに加えて「ビジネスにも係わっていっている」、そんな面白さがこの仕事にはあります。例えば新商品の開発に際しては、どんな商品でもシステム的にオペレーションできる必要があり、逆に言うとシステムが完成しないと新商品は売ることができません。ユーザーからの要求仕様に的確に応えたアプリケーションを迅速に提供していくスピード感、そしてそれが実際に稼働し、セールスらが顧客と取引を初めた時はまさに「ビジネスに係わっている」ことを実感します。
まだ入社2年目で経験も実績もこれからですが、今後の目標はニューヨークやロンドンとのプロジェクトを通してスキルを磨き、より多くの「アジア発全社向け」のプロジェクトを立ち上げていくこと。アジアチームは非常に若いチーム。成長の余地は十分に残されていると思います。自分を含め、将来が楽しみです。
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