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投資銀行部門
念願のニューヨーク勤務で視野が一段と広がった
投資銀行部門 橋本 吉朗 橋本 吉朗
経済学部卒 2001年入社

2001年の入社以来、投資銀行部門でキャリアを積み重ね、現在に至っています。途中1年ほどのニューヨーク勤務もありましたが、基本的にはずっと日本の投資銀行部門で法人顧客にM&A、資金調達、自己勘定投資のアドバイザリー・サービスを提供しています。
投資銀行部門の場合、新入社員で配属されるとまずは「プール制」といってセクションやチームに関係なく仕事を担当することになります。「スタッファー」と呼ばれる上司から声を掛けられ担当プロジェクトが決められるスタイルですが、自分の興味があることや知識、スキル、特性、あるいは「この人と働きたい」など自己主張は自由。私は「特定の業界、プロダクトに偏らないよう、とにかく色んなことを経験させてほしい」と主張しました。

新入社員研修を経て最初に担当した案件は、イギリス企業による日本企業の買収案件でした。イギリス企業が当社のロンドン・オフィスの顧客で、買収に名乗りをあげていました。買収先が日本の会社ということで、私たち日本のメンバーもチームの一員としてロンドンのチームと協働でアドバイザリー業務を手がけることになりました。
デュー・デリジェンス(情報精査)やバリュエーション(企業価値算定)、被買収企業との交渉、公開買付など標準的なプロセスを経て無事M&Aが成立。記者会見をしたのは年末でした。もともと日本企業側もイギリス企業の傘下に入ることに対して前向きであったこともあり、スムーズなM&Aとなりました。新入社員でいきなりM&Aの最初から最後までをすべて体験できたというのは非常に幸運でした。また個人的には、英語を使う環境で仕事をしたいと望んで入社した背景もあり、イギリス企業及びロンドン・オフィスの人々とのビジネスも充実していました。

その後、複数の案件やマーケティングを経験した後、資本市場本部に異動しました。「半年ほど行ってみないか」というオファーをいただき、私もそろそろ他の仕事も見てみたいと考えていたので承諾しました。ここは主に資金調達を担うセクションで、分かりやすく言えば株式や社債などを市場で売りたい発行体と、金融商品に投資したい機関投資家を資金的に橋渡しするようなビジネスです。
そこで民営化案件が始まり、当社が主幹事に選定されました。これを手掛けると半年の約束が延びてしまうのですが、私は担当することにしました。発行体側でずっとビジネスをしてきたために株式市場を見ることは少なかったのですが、これは株式のオファーリング(公募)ということで市場を学ぶいい機会になりました。

5年目の8月、入社してからずっとアピールし続けてきた念願のニューヨーク勤務が実現しました。私が27歳のときです。本社の投資銀行部門に異動となり、ここで1年間、アメリカの金融市場を含めたビジネス文化に触れることができました。私がニューヨークで驚いたのは、企業風土が東京のそれと見事にまったく変らなかったこと。顧客優先主義のスタンスや自由闊達な社風は、世界中に浸透しているのだなと実感しました。
当初1年間の予定でしたが、最終的にはプラス数ヶ月間、着任しました。そこで海外のメンバーらともより太いパイプを築くことができ、非常に満ち足りた1年間でした。例えば日本では未経験な案件もアメリカでは既に実績があってそのノウハウが蓄積されているなど、なかなか出会えないことを実地で学ぶことができ、仕事の視野が大きく広まった気がしています。
ここで吸収したさまざまな財産を今、日本に戻って投資銀行ビジネスに活かしています。

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