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GSAMは国内の法令上、ゴールドマン・サックス証券とは別法人となっているものの、グループにおける重要な一部門です。その理由として証券の他部門とは基本的な収益構造が異なる点が挙げられます。証券会社は株式や債券の取引、M&Aの仲介など取引に基づいて収益を得るビジネス・モデルであるのに対し、運用会社であるGSAMでは投資家から運用を一任された資金の残高に対して一定率を乗じた金額、もしくは運用成果の一部などを報酬(手数料)として得るビジネス・モデルとなっています。
GSAMのビジネスは、機関投資家向けと個人投資家向けに大別できます。日本における機関投資家向けビジネスにおいては、主に年金資金(公的および企業年金)と金融機関に対してサービスを提供しています。年金基金については、公的年金、大手企業年金中心に資産運用を行っています。また金融機関向けサービスにおいても、主に日本の大手金融機関を顧客として、高度な運用サービスを提供しています。機関投資家はいずれも、数百億円から数兆円もの巨額の資産規模を有し、資産運用に関しては洗練されたプロフェッショナルの投資家です。こうしたプロの投資家を対象顧客として資産運用のアドバイスや運用戦略を提供していくのが、機関投資家向けビジネスの醍醐味です。
一方個人投資家向けビジネスにおいては、主に投資信託を通じてサービスを提供しています。GSAMは運用資産残高としても外資系トップ・クラスであると同時に、個人投資家向けのビジネスの分野においても高い評価を得ています。高齢化・少子化を背景に個人の自助努力による資産形成の重要性がますます高まる中、個人投資家向けの資産運用サービスは、今後も著しい成長が期待できるビジネスであるといえます。
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