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株主の皆様へ

私たち経営陣は、ゴールドマン・サックスを率いる機会に恵まれたことをこのうえない幸運と考えています。前任者もそうであったように、私たちの使命は、当社の伝統を守る一方で、変化や革新性を取り込みつつ、お客様のニーズに的確に対応していくことです。

私たちの経営観は、平均20年以上にもおよぶゴールドマン・サックスでの経験を通して形成されてきたものです。経営陣がそれぞれ多様な地域で多様な事業を率い、各部門で強力なリーダーシップを発揮することによって、ゴールドマン・サックスは揺るぎない持続性を享受しています。すべてをお客様中心に考える、138年にわたって培われた伝統を社員全員が担っているのです。

こうした企業文化が、昨年の業績の根幹にあります。2006年度の純収益は49%増の377億ドルに、純利益は70%増の95億ドルになりました。希薄化後一株当たり利益は、前年度の11.21ドルから76%増加し、19.69ドルに達しています。平均有形株主持分利益率は32.8%でした。下図にあるように、一株当たり簿価は昨年27%の伸びを示し、1999年の上場初年度末の20.94ドルから72.62ドルへと、年率19%(複利ベース)で増加しています。また、2006年度は自社普通株を5,020万株買い戻し、78億ドルを超える資本を株主に還元しました。

昨年度は、収益が49%増となる一方で、営業費用の伸び率は36%にとどまりました。この結果、2006年度の税引き前利益率は過去最高の39%となり、純収益1ドル当たり利益は上場以来、最も高い水準を達成しています。報酬および関連費用が収益に占める比率は43.7%で、利益留保率も過去最高水準となりました。

当社の事業の性質上、四半期毎の利益水準は予想しがたいものの、私たちは長期的に業界トップまたはそれに準ずる株主資本利益率を実現し、一株当たり簿価および利益をより高めることを目指しています。

新経営陣からの最初の年次報告として、当社の業績向上を支えた強みと、多様な事業モデルや構造的変化そして進化するお客様のニーズに直面しつつ、当社がどのように競争力を維持しているかについてご説明したいと思います。また、多様な市場や各地域での成長戦略、最後に異なる市場環境下における事業展開に関して簡単に触れ、私たちからのご挨拶の結びとさせていただきます。


お客様のニーズの進化

近年、お客様のニーズの変化やテクノロジーの進化、そして市場や経済圏のグローバル規模の統合によって、証券市場や当社のすべてのビジネス分野で構造的変化が生じています。

取引の執行に際してゴールドマン・サックスのような会社に資本参加してほしいというお客様からの要望が増えており、これが実質的に、当社のビジネスのあらゆる側面に変化をもたらしています。投資銀行業務では、戦略的アドバイザリー業務が引き続き事業の中核を占めていますが、これに加えて、アドバイスを実現するために必要とされる資本の提供を多くのお客様が期待するようになっています。例えば当社は、ミタル・スチール社によるアルセロール社の買収でリード・アドバイザーを務めましたが、戦略的なアドバイスだけでなく、買収の成立に重要な役割を果たした大型のファイナンスも実施しました。

証券のセールス・トレーディング業務においては、金融市場の流動性や効率性、安定性を保つために、マーケット・メイクが常に中心的役割を果たしてきました。しかしながら、大規模で複雑な、あるいは資本集約的な取引執行を当社に期待されるお客様が次第に増えています。

資産運用業務では、お客様の保有ポートフォリオの長期的な運用成果を求められますが、当社は、継続的に高い運用益を確保する一方で、個々のニーズに合った適正な資産およびリスク配分による、バランスのとれたアプローチが重要であると考えています。そのためには、リターンの最適化とリスクの最小化を目指す革新的な商品や戦略を探し出し、開発することが求められます。

私たちの使命の見直し

お客様のニーズに応えるという当社の顧客重視の姿勢は揺るぎないものの、こうしたニーズにいかに応えていくか、という課題に終わりはありません。

今日、ゴールドマン・サックスのような企業がアドバイザリー業務、資金調達業務、そして共同投資家の役割を務めることができるということは、ほぼ自明のことと言えるでしょう。しかしながら、よりお客様にご満足いただくためには、私たちはかねてよりゴールドマン・サックスがそうした役割を十分に「果たせる」というだけでなく、「果たすべきである」と考えてきました。

こうした顧客重視の方針に基づき、当社は各事業の領域を常に見直し、新たな事業機会を見出さなければなりません。お客様のニーズにより適切に応えるため、自社戦略を継続的に見直すことによって、多くの事業再編を行ってきました。

・ファイナンシング・グループ
ファイナンシング・グループは、資金調達関連アドバイス、オリジネーション(スキームの組成)、執行業務を集約するかたちで新設されました。お客様の利益を考え、当社の資本市場業務のフランチャイズを結集し、株式、クレジット、デリバティブを横断的にカバーする革新的な資金調達やリスク管理のソリューションを提供しています。

・クレジットと株式の統合
当社は、セールス・トレーディングの主要業務である現物株式、クレジット、デリバティブおよび転換社債の業務を統合し、一元化した組織へと再構築しました。お客様のニーズに的確に対応する資本構成全体にわたる隙間のないサービス提供を目指します。

・ハイタッチおよびロータッチ・トレーディング
当社は早くから、技術革新やマルチチャンネルを介しての取引執行を希望されるお客様などの影響を受けて、現物の株式市場は今後、抜本的な変化を遂げていくと考えていました。株式業務を、お客様の優先事項に応えるべく再編し、1日に約5億株を売買する電子取引執行プラットフォームを構築しました。同時に、人的スキルを必要とするハイタッチ・トレーディングについても刷新し、当社の執行能力に加え、積極的に市場リスクを取り、自己資本をコミットする姿勢でのぞむことで、より複雑な取引執行を可能にしました。

・投資プラットフォーム
当社は投資業務の基盤を構築するとともに一層強化するべく、投資業務と投資銀行業務の密接な協働を試みてきました。昨年は、65億ドルのインフラストラクチャー・ファンドや52.5億ドルのメザニン・ファンドを設定するなど、マーチャント・バンキング業務の投資対象資産を拡大しています。

・オルタナティブ資産
オルタナティブ投資およびプライム・ブローカレッジの両分野へいち早く参入した当社は、私募投資ファンドが市場全体で果たす重要な役割を以前から予測していました。ゴールドマン・サックスは1,450億ドルのオルタナティブ資産を運用し、単体のヘッジファンド運用会社としても、ヘッジファンドおよびプライベート・エクイティのファンド・オブ・ファンズの運用会社としても、最大規模の資産運用会社のひとつとなっています。多くの世界最大級のヘッジファンドを顧客として、資金調達、貸株、資金管理などの株式関連サービスを提供していますが、この業務は過去5年間に顧客数が倍増、資産も3倍に増加しました。アドバイザーおよび運用マネージャーとしての役目を担うに際しても、当社はこれらの株式関連サービス業務の発展の恩恵に浴しています。

お客様と企業文化

当社がこれらの事業再編に着手したとき、すでに幅広い業務分野において強固なフランチャイズを確立しており、再編の効果については懐疑的な見方も多くありました。そのような中で、私たちは当社特有の二つの特性によって、この再編に自信をもって取り組むことができたのです。その一つは、常にお客様と緊密に接することで、早い段階でビジネス・チャンスを捉え、予測が可能だったことが挙げられます。お客様との緊密な関係を通じて、変化するニーズに対応するために何が必要かを早期に認識し、それに合わせてビジネスモデルを変えていくリスクを積極的に取っていくことの意義を、私たちはこれまで学んできました。

今日、当社はM&Aのアドバイザリー業務や引受業務で主導的な立場にあります。株式、債券、為替、コモディティの各市場で高いシェアを維持し、世界最大級かつ最高水準の資産運用のプラットフォームを備えています。ゴールドマン・サックスにとってお客様の存在はかつてないほど重要度を増しており、同時に私たちは、お客様の多様なニーズにこれまで以上に応えていく体制を整えています。

再編を可能にした第二の要因は、当社の企業文化にあります。社員が共有する価値観は、当社の最も強力な競争力であると確信しています。

チームワークを重視する当社の姿勢は、抽象的な目標ではなく、日常の業務にしっかりと根付いています。部署や顧客取引にかかる個々の役割を超えて、個人のスキルや専門知識を仲間同士で補完することで優れたサービスの提供が可能になります。こうしたチームワークはゴールドマン・サックスに深く浸透しており、当社の社員はチームの一員としての自覚を持って、自らの職務に取り組んでいます。社員一人ひとりが、所属する部門や地域だけでなく会社全体を担っているという自覚を持つことで、日々、真の協力精神が育まれるのです。

私たちの人材重視の姿勢は、まず適切な人材を一人ひとり採用することから始まります。入社後は、定期的かつ具体的なフィードバックを行ったり、他部門で働く機会を提供したりすることで、社員のキャリア向上をサポートします。業界内の激しい人材獲得競争にも関わらず、全社的に人材の定着率が高く、社員が幅広い経験を積めるのも、こうした努力が功を奏している結果だと確信しています。

業界および当社の勤務環境はイノベーションを生む肥沃な土壌であり、顧客サービスに関する新しいアイデアや手法を考案する社員の成果に報いることは当然のことと考えています。株式市場の構造変化を予測したり、不良資産への投資機会の発掘、代替エネルギー・ソリューションの活用、投資ファンドが果たす重要な役割を認識したりすることなど、私たちは常に新しいアイデアや市場機会を求め、それを取り込んできました。

成長の機会

当社はここ数年、多くの成長機会を捉え成果を上げてきましたが、これまで十分に対応できていなかった分野があります。その一つは、新興市場における展開で、なかでもインド、ロシア、ブラジル、中東向けの戦略だと考えています。

中国においては、1990年代初め以降の継続的な事業展開が実を結び、強力なフランチャイズを作り上げています。2年前には中国国内の証券会社、北京高華証券の創設に伴い、同社との合弁企業、高盛高華証券(Goldman Sachs Gao Hua Securities Company Limited)を設立しました。この独特のスキームによって、中国の国内市場での事業運営が可能となりました。昨年は中国最大の商業銀行である中国工商銀行(ICBC)に重要な戦略的投資を実施しました。この投資は、ICBCに対してリスク管理、ビジネスの基盤整備、事業展開などの重要課題について助言を行う、戦略的協力関係の合意締結というかたちで行われました。これにより、当社にとって最も重要な市場の一つである中国で、新規顧客開拓やビジネス・チャンスを探すための手助けを、ICBCから得られることになったのです。

当社は中国では存在感を高めることができたと確信していますが、インドやロシア、ブラジル、中東でも同様により明確なレベルにまで存在感を高める必要があると考えています。インドでは、ゴールドマン・サックス・インディア(Goldman Sachs India)を通じて、投資銀行業務および証券業務の拡充を図っています。すでにインドの大手企業の多くと緊密な取引関係を構築していますが、同国の急速な成長と有能な人的資源を鑑みると、現地での事業基盤をより強固にするメリットは大きいと考えています。

ロシアにおいては国際的な展開を目指す企業が増加しており、投資銀行業務、セールス・トレーディング業務およびプライベート・バンキング業務に大きなビジネス・チャンスが存在しています。当社は最近モスクワにオフィスを開設し、各業務においてプロフェッショナルな人材が顧客サービスに注力しています。

ブラジルでは、このほど現地の外国為替業務の免許を取得し、強固なセールス・トレーディング業務を確立すべく積極的な展開を進めています。同時に、サンパウロの投資銀行部門に新たな責任者を任命し、ブラジルおよびラテンアメリカ全体でお客様との関係強化を図っています。

中東では、投資銀行業務やプライベート・ウェルス・マネジメント業務のお客様へのサービス強化を目指し、アラビア湾地域に複数のオフィスを開設しています。

当社は、潜在成長力が高いとみられるその他の事業分野にも注目しています。例えば、より広範な事業法人顧客層に対応するため、投資銀行業務の拠点を拡充しています。いわゆるミドル・マーケットに属する多くの中堅企業にとって、当社が提供する戦略的アドバイス、資金調達のノウハウや資本は、大企業以上に有効に活用していただける余地があると考えています。 また、空港、港湾、有料道路、橋梁などの公共インフラ資産の売買に関して、政府や投資家へ助言する機会もあると考えています。保険業界においては、変額年金など特定資産の管理について、当社が強みとするリスク管理およびトレーディング・ノウハウの提供が可能であり、プライベート・ウェルス・マネジメント業務においては、お客様に包括的なサービス提供を目指す戦略の一環として、プライベート・バンキングのサービスも拡充しています。

「奉仕」の伝統

昨年、ゴールドマン・サックスの企業文化と精神を色濃く体現した人物が、この世を去りました。

当社の上級会長であり元シニア・パートナーのジョン・L・ワインバーグ氏が亡くなったのは、昨年8月のことです。ワインバーグ氏は、56年以上におよぶ在籍期間中に顧客と長期にわたる信頼関係を築き、彼のリーダーシップによって当社の名声は世界的に高まりました。ワインバーグ氏の示したゴールドマン・サックスとその企業文化に対する責任感の根底には、奉仕への志と個人を超えた理想がありました。彼は明確なビジョンを持ち、常に周りの人々に自信を与え、その明晰な思考や生涯を通じて示した誠実さは、計り知れないものがありました。

社員同士が助け合い、多岐にわたる全社横断的な委員会やタスク・フォースに参加し、自分たちの部門だけでなく会社全体のことを考える、そしてその職業倫理をコミュニティや国を越えて拡げていく。そうした社員の輪を形成する上で、ワインバーグ氏は欠かせない存在でした。

ワインバーグ氏が身をもって示した「奉仕」の文化はさらに発展し、今日、後継者によって受け継がれています。

当社で7年間会長兼CEOを務めたハンク・ポールソン氏は、アメリカ合衆国第74代財務長官に任命されました。彼に負うところは各社員それぞれ異なりますが、その尽きることのない情熱、思慮深い助言、持ち前のリーダーシップは全社員から慕われていました。ポールソン氏は好調期および低迷期を通して、ゴールドマン・サックスを率い、ITバブルの崩壊時には、当社および業界の多くの企業に対して、あえて厳しい問いかけを行いました。そして自分自身についても、こうした厳しい精査の対象としたのです。

ポールソン氏は、同氏の前任者4名と同様、公職を通じて一石を投じる決心をしました。私たちは彼を誇りに思い、成功を心から願っています。とはいえ、多くの点において、ポールソン氏の決心は彼固有のものではありません。当社の社員は若手から幹部に至るまで、会社の業務または個人の生活を通して、変革を実現することに情熱を注いでいるからです。

当社のコミュニティ・チームワークス(CTW)活動は昨年、10周年を迎えました。この年、当社の社員は830以上のコミュニティ・パートナーと、9,400件のプロジェクトを通してボランティア活動を行い、援助を必要とする60万人以上の人びとに支援の手を差し伸べました。毎年4月から8月のあいだ、当社の社員は日々、子供やお年寄りとともに時間を過ごしたり、低価格住宅の建築の手伝いや学校で児童を指導したり、または公園を清掃するなど、あらゆる方法で地域社会への奉仕活動を行っています。

ボランティア活動の効果を数値化することは可能ですが、こうした活動が当社に与える影響は数字では計りえないものです。社員が、ボランティア活動を通じて社内のみならず、地域社会の福祉のために責任を共有するという意識を高めることができます。CTWへの参加は義務ではありませんが、2006年には約1万8,000人の社員が活動に参加しました。

当社のビジネスを直接のきっかけとした活動も、公的奉仕としての評価を受けています。チリのティエラ・デル・フエゴで68万エーカー (約2,750ku)におよぶ生態学的に貴重な土地を寄付したことが評価され、昨年11月には国務長官から優良企業として表彰されました。当社が、環境上保護されるべき森林地区を担保に含む不良債権ポートフォリオを購入したのは、2002年のことです。この貴重な土地を保護すべきと判断して、野生生物保護協会(WCS)とともに、南アメリカ南端の生態系の多くを保護する協力関係を発表しました。公的機関と民間企業の前例のない連携により、ゴールドマン・サックスとWCSは、チリの自然保護団体やその他のパートナーと協力して、世界に誇るべき自然保護区を設立し、貴重な土地を保護することを目指しています。

当社がこの2年間、欧州6カ国の政府と協力して取り組んできた、予防接種のための国際資金調達スキーム(IFFIm)も、昨年ようやく実を結びました。これは、各国政府からの複数年にわたる資金拠出を裏付けに資本市場で債券を発行し、開発途上国70カ国の予防接種プログラム向け資金を安定的に供給するという革新的なストラクチャーです。これによって、今後10年間に500万人の子供たちの命が救われると見込まれています。IFFImは、重要な社会問題の中に資本市場が解決できるものがあることを示す重要な一例です。

このような取り組みは、特に環境分野で顕著に見られます。昨年、当社は炭素排出権取引市場におけるトレーディングを拡大し、排出権の売買に加えて、プロジェクト毎の排出権売買と投資、排出リスクのプライシングを新たに開始しました。こうした新市場における革新的なトレーディングは、世界的規模の異常気象問題の有効な対策の一つになる可能性があります。

最後になりますが、市場や経済圏の統合、交通網や通信網の発達、および世界中の資本市場の発展を踏まえると、ゴールドマン・サックスは金融の進化、イノベーション、そして経済成長を促進する触媒としての役割を果たすうえできわめて好位置につけていると言えます。

私たちは、経済・金融システムの再編を図る先進国や開発途上国の多くと協働できることを誇りに思っています。社員の持てるスキルやノウハウを通じて、当社は最も生産的な用途へ資本を効果的に分配する、活力のあるダイナミックな市場育成に貢献していると確信しています。こうした市場が、持続的な経済成長と安全保障につながる重要な先駆けとなることは、多くの人びとが世界中で市場発展の恩恵に浴していることからも明らかです。

多様な市場をめぐる事業展開

ビジネスの環境は全般的に、ここ数年間非常に良好に推移し、2007年も今までのところ、全世界の金融および経済見通しはおおむね明るい内容となっています。しかし、予測不可能な要因によって状況が急変する可能性は常に存在します。私たちは、最近の当社の収益成長のペースが簡単に持続できるものでないことも認識しています。グローバル経済の中心で事業を行う企業として、当社はGDP成長率の数倍のペースで成長を遂げています。その一方で、マクロ経済環境の影響を直接的に著しく被ることも事実です。

当社にとって、2006年は例外的な年でないとみなすのは難しいことです。企業として、また個人として最もしてはならないことは、経済の法則が当社には該当せず、市場も周期的ではない、と信じ始めることでしょう。当社の業績は、市場環境やお客様によってもたらされたビジネス機会の賜物であることを、私たちは忘れるべきではないと考えています。

私たち経営陣の責務は、いかなる状況でも、競合他社や与えられたビジネス機会に鑑みて、より優れた業績を上げることにあります。しかし、市場や経済環境がこの数年間のように良好に推移するわけではないことを認識し、常にこれに備える必要があります。厳しい環境下での経営は好況期とは大きく異なります。しかし、お客様と企業文化へのコミットメントという当社の揺ぎない2つの使命は変わることはありません。

お客様の期待や要望が高い、このダイナミックな業界で働けることは、ゴールドマン・サックスのすべての社員にとって幸運なことと言えるでしょう。より大きな成功を収めるための役割を明確に理解し、いかなる事業環境でも大局観を維持することによって、お客様から高い評価を得るという仕事は、何事にも替えがたいものです。

私たち経営陣は、ゴールドマン・サックスの優秀な人材を率いることに歓びと誇りを感じています。社員の才能、専門知識、そして顧客重視の姿勢を通して、当社が築いてきた確固たる伝統をさらに発展させていく所存です。

ロイド・C・ブランクファイン
会長兼CEO(首席経営執行役員)
ゲーリー・D・コーン
社長兼共同COO(首席業務執行役員)
ジョン・ウィンケルリード
社長兼共同COO(首席業務執行役員)

わが社は、株主に大きな投資利益を還元することを目的としている。大きな投資利益を実現し、資本を強化し、かつ最も優秀な人材を雇用し確保するためには、収益性を高めることが重要です。
会長写真 ロイド・C・ブランクファイン
会長兼CEO ロイド・C・ブランクファイン
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