群馬銀行「資産運用セミナー」レポート
 
     
 
2007年7月5日開催(高崎会場)
講師:生島 ヒロシ 氏
テーマ:『インフレと資産運用』
群馬銀行 「資産運用セミナー」
 
 
【写真】生島 ヒロシ 氏   平日の月曜から金曜の朝5時から放送されているラジオ番組「生島ヒロシのおはよう定食・おはよう一直線」のパーソナリティーとして活躍されている生島ヒロシ氏に、「インフレと資産運用」と題して、個人の方の資産運用の重要性を説明いただきました。生島氏はファイナンシャルプランナーの資格を取得されているほか、金融担当大臣の私的懇談会である「金融経済教育懇談会」のメンバーとなるなど、個人の資産運用の世界でも幅広く活躍しています。

ラジオなどを通じ、健康に関する情報発信にも取り組んでいる生島氏は、健康を維持するための呼吸法などを紹介しました。

「資産運用のお話の前に、健康についてお話をしましょう。最近、よく眠れないとお悩みの方が多くいます。そんな方にお奨めしているのは、眠るときに片方の鼻だけで使う『片鼻式の呼吸法』です。片鼻で呼吸すると、副交感神経がよく働きリラックスした状態を作り出し、睡眠の質を高めることができます。さらに、イビキでお悩みの方は、口に専用のテープを貼って寝ることをお奨めします。鼻だけで呼吸するのは、最初は苦しいですが、続けてみてください。私は口を使わず、鼻だけで呼吸するようになってから、風邪をひきにくくなり、風邪をひいてもすぐ治るようになりました。口で呼吸するのは病気になりやすいのですが、鼻での呼吸は、空気をろ過、加湿してくれるので、体に非常に良いのです」

「世の中には、いつまでも健康で過ごされている方がいます。女優の森光子さんは毎日150回、指を動かしながらスクワットをしています。指を動かしながら行うスクワットは足腰の強化のほか、脳梗塞の予防にもなります。瀬戸内寂聴さんは毎日、「その場での足踏み」を300回やっています。年を重ねられても元気な人は、楽をして健康でいるわけではなく、地道な取り組みをしている方が多いのです。しかし、わずかなことを続けるだけでも、今よりもずっと健康で過ごせるようになりますので、ぜひ皆さんも生活に採り入れてみて下さい」

健康の話に続いて、個人の資産運用の考え方も、今後変えていく必要があることを指摘しています。

「お金との付き合い方をどうするか考えてみましょう。かつて日本が1億総中流と言われていた時代には、株式投資などをしなくても、銀行の預金や郵便局の貯金のほか、自分で土地を保有すること、定年まで会社で勤めあげることで、一生お金に苦労しない生活をすることができました。しかし、90年代のバブルが崩壊した後は、中高年がリストラで職を失い、『親を介護できない』、『子供の教育費が払えない』などの声がきかれるようになりました。『お金=(イコール)幸せ』ではありませんが、自分や家族を養っていくために、お金に働いてもらうための勉強をしてみませんか」

「海外の国を見渡せば、中国やインドなどエマージング諸国を中心に、目覚しい経済成長を続けている国があります。デフレで苦しんだ日本人には想像しづらいかもしれませんが、海外の経済成長が続けば、モノの値段は上がる可能性が高まります。モノの値段が上がるインフレの時代には、一生懸命働いて貯めたお金も、その価値が下がってしまう可能性が十分にあります。もちろん、大事なお金をただリスクにさらしてしまうのは、避ける必要があります。個人の資産運用で重要なのは、資産を守るための運用、負けない運用と言えます」

「リスクを取りつつも、資産を守るための運用で重要なのは分散投資です。もちろん個別の株式にも魅力がある銘柄がありますので、興味がある方は、いくつかの銘柄を組み合わせて保有されるのもいいでしょう。ただし、『個別の銘柄を選ぶのは難しい』、『海外の不動産投資信託や新興国の株式や債券に投資したい』と考えるならば、プロの技術や知識を活用できる投資信託は有効な手段です。1万円から購入でき、換金性も優れています」

一方で、資産運用に向いていないタイプの人も挙げています。

「株式や債券、投資信託など複数の資産を組合せれば、預貯金よりも高いリターンが期待できます。しかし、注意しなければならないのは、投資に向かない人もいることです。『長期にわたって運用する時間がない人』、『何も調べることなく、うまい話にすぐに飛びついてしまう人』、『心配性な人』、『欲張りな人』などです。個人の資産運用は時間を味方につけることができるため、長期の運用が可能です。そのためにはできる限り早く運用を始めることが大切です。投資信託などのリスク資産は下落のリスクはもちろんありますが、預貯金の一部を投資信託などに切り替えて、『お金に働いてもらう』という考え方を実践してみてはいかがでしょうか」

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講師プロフィール

生島 ヒロシ(いくしま ひろし):1950年宮城県生まれ。カリフォルニア州立大学ロングビーチ校、ジャーナリズム科卒。1976年TBSに入社し、ラジオ番組を振出しに、アナウンサーとして活躍。1989年独立後は、ファイナンシャルプランナー資格を取得。TVやラジオ出演、講演活動、書籍の執筆等を通じて「心と体と財布の健康」をテーマに資産運用についてわかりやすく語ってきた。
     

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