なるほど!データで見る新成長国の横顔1
世界を代表する資源・農業国

世界のエネルギーや農産物を消費する量は、人口の増加に比例して年々拡大しています。
近年、新成長国などの生活水準が向上しているため、人口の増加ペース以上の速さで、エネルギーや農産物の消費量が増加する傾向にあります。
世界のエネルギーの生産を見ると、さまざまな新成長国が主要生産国になっていることが分かります。
世界の一次エネルギー(※)の生産と消費を先進諸国の集まりであるOECD(経済協力開発機構)加盟30ヵ国と新成長国が多数含まれるOECD非加盟諸国の比率を比べると、消費がほぼ半々であるのに対して、生産は36対64とOECD非加盟国が上回っています。
代表的なエネルギー資源である原油は、サウジアラビアなどの中東諸国が主要な生産国となっているほか、ロシアや中国、メキシコなどの国々も多くの原油を産出しています。さらに、将来の産出の目安となる埋蔵量となると、先進国の比率はさらに下がり、中東諸国やロシアのほか、ベネズエラ、リビア、ナイジェリアが上位に入ってきます。
※一次エネルギーとは、石油や石炭、天然ガスなど自然から直接得られるエネルギーのこと。

鉱山資源については、石炭などを除くと、新成長国を中心に産出国が偏在しています。
南アフリカは金やプラチナ(白金)のほか、クロム、マンガンなどの鉱石生産が世界一です。
中国は超硬工具に使われるタングステン、液晶テレビの電極の材料でもあるインジウムなどのレアメタル(希少金属)の分野で世界の主要な産出国となっています。
また、資源別で見た場合、鉄鉱石(ブラジル、全世界の生産量の22.9%、2004年、以下同じ)、銀(ペルー、15.5%)、銅(チリ、37.4%)などにおいて、一部の国の産出シェアが高くなっています。
世界の農業でも新成長国は生産国として主要な役割を果たしています。世界最大の穀物生産国はアメリカですが、インドやロシア、インドネシア、ブラジル、アルゼンチンなど、欧州で最も農業が盛んなフランスと肩を並べる穀物生産国が多数あります。
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