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- 首都:
- モスクワ
- 実質GDP:
- 1.3兆ドル(2007年)
- 経済成長率:
- 8.1%(2007年)
- 通貨:
- ロシア・ルーブル
- 面積:
- 約1,707万平方キロメートル(日本の45倍)
- 人口:
- 約1億4,200万人(2008年1月現在)
- 言語:
- ロシア語
出所:外務省
今回は、BRICsの一角として、また世界有数のエネルギー資源国としても有名なロシアの在日大使館を訪問しました。ロシアは、1998年の経済危機時には大きな打撃を受け、一時経済が停滞しましたが、それ以降は平均7%(1999年〜2007年)の高い経済成長率を誇っています。 ここ約10年間で、ロシアの経済規模は、1992年には860億ドルであったものが、2008年にはその20倍の規模に、そしてIMFの予測では、2013年には当時の40倍の約3兆5,000億ドルの規模にまで拡大すると予想されています。豊かになったロシア国民の購買力を狙って今、日本企業が次々と進出しており、 特に自動車産業では、日本の自動車メーカーがロシア第二の都市サンクト・ペテルブルグでの生産を開始し、いまやロシアの「デトロイト」とも評されています。このレポートを通しロシアの今後の成長性を感じて頂ければ幸いです。
今回訪れた在日ロシア連邦大使館は、東京タワーを間近に見る東京の中心部、六本木の繁華街から少し離れた港区麻布台にあります。大使館の規模は先進国に匹敵する大きさで、経済力を象徴しているのではないかと感じました。
今回お話を伺ったのは、ロシア連邦大使館の参事官、G・A・オヴェチコさんです。
オヴェチコさんは、経済担当参事官として2005年より駐日大使館で勤務されています。以前は、ロシアの外務省で外交官をされていたご経験もお持ちです。ロシア語(母国語)以外では、英語、フランス語、日本語が堪能で、インタビューには日本語で応じて下さいました。
ロシアの主要産業は地下資源(石油、天然ガス、石炭、金、ダイヤモンドなど)を採掘する鉱業です。その他にも、鉄鋼業、機械工業、化学工業なども盛んです。GDPの構成は、第三次産業が半分以上を占め、約4割を第二次産業が、そして5%弱を第一次産業が占めています。]
1998年のロシア経済危機の時には、ロシアは大きな打撃を受け、一時経済が停滞しましたが、それ以降、平均7%(1999年〜2007年)の高い経済成長率を誇っています。
経済規模も、1999年には1,960億ドルと、当時の日本のGDPの約5%足らずであったものが、2007年には1.3兆ドルと、日本の約30%、この8年間でロシア経済は1999年の6.6倍の規模にまで成長しました。
近年の高い経済成長の背景には、まずGDPの約6割を占める民間消費が好調であることがあげられます。2007年の家計消費は前年比13.1%増加と非常に好調でした。産業別では、設備投資などの国内需要の高まりと共に、建設業が前年比16.4%増と大きく伸びたほか、卸・小売業、ホテル・レストラン、金融業、不動産業も二ケタ成長を記録しています。

ここ約10年間で、ロシアの経済規模は驚異的なスピードで拡大してきました。ロシアの経済規模は、1992年には860億ドルであったものが、2008年にはその20倍の規模に、そしてIMFの予測では、2013年には当時の40倍の約3兆5,000億ドルの規模にまで拡大すると予想されています。 ロシア経済は、近年の原油や天然ガスなどの資源価格の高騰による恩恵を受けてきました。しかしながら、その恩恵は大手企業に集中しているため、ロシア政府は中小企業向けには税金面でサポートするなどの対策を行っています。また、ロシアでは地方格差が一つの課題として取り上げられており、 現在、その「格差」を埋めるべく地方に集中した政策を講じて行く方針です。国民の生活水準の向上を一番の課題として今後も取り組んで行くとのことでした。


世界的な原油生産国であるロシアにとって、ここ数年のエネルギー資源の高騰がもたらした恩恵はかなり大きく、豊かになったロシア国民の購買力を狙って今、日本企業が次々と進出しています。 自動車産業では、トヨタがロシア第二の都市サンクト・ペテルブルグでの生産を開始し、当面主力車の「カムリ」をフルオートメーション方式ではなく、一部をロシア人の手作業に委ね、年間5万台(当初は2万台)を生産する方針です。 また、日産、スズキなども同地での生産に向け、現在工場建設を進めており、サンクト・ペテルブルグはいまやロシアの「デトロイト」とも評されています。 10年前のロシアでは人気の高い自動車と言えばベンツでした。しかし、日本車が高品質であること、そしてユーロ高の影響で円が相対的に安くなり、日本車の価格競争力が増した結果、近年、ロシアでは日本車の人気が非常に高くなっています。 ロシア人にとって、日本は極東の遠い国というイメージがありますが、優秀な工業製品、食を生む国として、尊敬されている存在でもあります。

日本で高級食材として知られるウニやキャビアは、実はロシア産のものが日本国内で流通しています。ロシア産のウニはとあるスーパーでは150グラムあたり6,800円で販売されていました。 また、サーモン(スモークサーモン)やカニも日本で販売されています。一方、ロシアでは、日本料理が非常に人気で、お寿司、会席料理、焼肉などの日本料理店が多く存在するとのことです。 レストランの価格は日本よりも高価だそうです。また、近年のロシア・ルーブルの上昇により、輸入品が安価となり、スーパーには世界中から様々な食材が集まり、非常に品揃えが充実しているとのことでした。
一口メモ:「ロシアの文化〜バレエ・オペラ・建築〜」
厳しくも豊かな大自然や激動の歴史の中で、ロシアの人びとは奥深い文化をはぐくんできました。バレエ、オペラなどの劇場では世界最高峰の舞台が日々上演され、絵画や文学においても世界的巨匠を幾人も輩出しています。 街には宮殿や寺院をはじめ特色ある建築も数多く、その文化は語り尽くせない魅力にあふれています。ロシアの音楽やバレエ、オペラは、西欧から影響を受けて18世紀に本格的に始まりましたが、19世紀に入るとロシア人の優れた芸術家が次々に誕生しました。 現在では世界トップクラスのバレエやオペラが日々上演されています。ボリショイ劇場、マリインスキー劇場をはじめとした世界有数の劇場で、最高の舞台を楽しむことができます。ロシアの建築には、豪華絢爛な宮殿や聖堂をはじめ、スケールの大きい建築物が多く残されています。 キリスト教の受容から始まった教会建築、中央集権時代の宮殿建築、ソビエト時代のスターリン・ゴシック様式など、文化や時代につれてさまざまな姿をみせるロシアの建築があります。

インタビューを終えて・・・

ロシアはBRICsの一角として経済成長が著しいだけではなく、世界有数の資源国であり、素晴らしい芸術や文化を兼ね備えている懐の深い国だと感じました。
(このインタビューは2008年7月17日に取材したものです。)
〜ロシア料理〜
ロシアの食文化の特徴は、昼食を前菜とパン、スープ、肉・魚料理、デザートとお茶、というようにしっかりととり、夕食は軽くというスタイルです。 レストランでも基本的には昼がメインとなっているそうです。ロシアの代表的な料理については、ボルシチやピロシキ、ビーフストロガノフなどが挙げられ、日本でもよく知られていますが、 現地のレストランへ行けば手軽に本場の味を楽しむことができます。気候の厳しいロシアでは、魚や肉の塩漬け、野菜やキノコの漬け物(ピクルス)、薫製といった食材が豊富に蓄えられています。 これらの食材は、現在もキャビアやサラダとともに前菜として振る舞われています。また、さまざまな食材を煮込んでその旨味を凝縮させた、具沢山のスープがロシアのスープの特徴です。 日本でもおなじみのビーツのスープ「ボルシチ」はもちろん、スープの種類は実に多彩です。
(写真:在日ロシア大使館)
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