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大使館レポート第24回インドネシア共和国 ご参考資料 2007.11

インドネシア共和国

インドネシア共和国

首都:
ジャカルタ
実質GDP:
3,652億ドル(2006年)
経済成長率:
5.5%(2006年)
通貨:
ルピア
面積:
約189万平方キロメートル(日本の約5倍)
人口:
2.3億人(2006年、政府推計)
言語:
インドネシア語

出所: 外務省、IMF

はじめに

今回は、1万7,500もの島から形成され、約2億3,000万人もの人口を有するインドネシア共和国の大使館を訪問しました。インドネシアは世界最大のパーム油生産国で、これらは代替エネルギーとして使用されています。
その他にも、銅、ニッケル、金、石炭などの鉱物は世界トップクラスの生産量を誇っています。2000年以降、当国の経済は5%前後の安定した経済成長率を記録しており、2007年には6.3%と、1998年のアジア経済危機以降最高の成長率となることが予測されています。豊富な労働力や天然資源、そして欧州からアジアへの海上運送路の中継地点であることなどからも、海外からのさらなる投資と経済の発展が見込まれています。このレポートを通し、インドネシアの今後のさらなる成長の可能性を感じていただければ幸いです。

Embassy

在日インドネシア共和国大使館

今回訪れた在日インドネシア共和国大使館は、東京の東五反田の大通り沿いにあります。受付や待合室には、当国の彫刻や寺院の模型などが飾られており、インドネシアの雰囲気を感じさせる7階建ての素晴らしい大使館でした。

Guest

トフェリイ・スティクノ 一等書記官

今回お話を伺ったのは、駐日インドネシア共和国大使館のトフェリイ・スティクノ一等書記官です。
スティクノさんは、インドネシアの外務省や他国のインドネシア大使館で勤務された後、2006年に一等書記官として日本に赴任されました。大変お忙しい中、一つ一つの質問に丁寧にご回答いただきました。また、インドネシアの最近の動向などについて興味深いお話もしていただきました。

Interview

成長著しいインドネシアの経済

インドネシアは、2000年以降、5%前後の安定した高い成長率を記録しています。また、2007年には6.3%と、1998年のアジア経済危機以降、最高の成長率となることが予測されています。この好調な経済の背景には、好調な輸出や投資に加え、食品加工やゴム製品、紙・パルプ製品等の製造業やバリ島などの観光資源を活かした観光産業などの国内需要があげられます。輸出の分野では、石炭、ガス等の豊富な資源のほか、代替燃料として注目を集めているパーム油、ゴム製品などが特に盛んです。また、国内のインフラ整備も積極的に行われています。

ジャカルタ(首都)の中心部

日本との間で2カ国間経済連携協定(EPA)を締結

インドネシアは、2007年8月に日本と2カ国間経済連携協定(EPA)を締結しました。インドネシアはこれまで、他国との同盟および締結は控えてきましたが、この度初めて、日本とEPAを締結することになりました。日本にとってインドネシアは、アジアの主要な資源提供国であると同時に大きなマーケットであり、日本のエネルギー確保、および貿易の拡大などの面でメリットがあります。一方、日本はインドネシアに対し、製造業における技術支援を行ったり、直接投資などを通じてインドネシア経済に貢献することになります。

【グラフ】インドネシアのGDP成長率

新資本投資法

インドネシアの新資本投資法は、インドネシアに企業を設立する海外投資家に対しても、税の優遇など様々なメリットを与えています。例えば、所得税控除や輸入税、資本財の付加価値税などの控除や免除などがあげられます。また、企業が設備機器を輸入する際に関税控除制度もあります。この新しい資本投資法が、海外からインドネシアへの新たな投資の拡大を促すことが期待されています。

【グラフ】業種別GDP構成比(2006年)
中長期的な戦略

インドネシアの中長期的な経済発展の戦略の中に、「インドネシア国民の繁栄」という目標が掲げられています。貧富格差の縮小、生活水準の向上、インフラの改善などを行い、一部の経済成長のみならず、国民一人一人が幸福になるための政策目標を掲げています。

独自の文化を活用した観光産業

インドネシアは1万7,500もの島から成り、350以上の民族が存在するなど、多様な文化をもっています。また、それぞれの島に、文化や伝統があることが特徴です。食習慣や生活習慣なども島によってかなり異なるとのことです。
日本でも旅行先としても有名なバリは、“プラウ・デワタ”(神々の住む島)といわれており、美しい砂浜に囲まれたヒンドゥー教寺院が点在しています。バリは、過去5回、『トラベル・レジャー』という雑誌の「最も素晴らしい島」の受賞をしています。美しいビーチや自然を有する島は世界中にたくさんありますが、バリのように美しい自然と、独特の文化や歴史などを同時に味わうことができる観光地は少ないのではないでしょうか。

ウルワツ寺院、リゾートホテルのヴィラ
 陽の沈むバリ海峡、クタ海岸

豊富な天然資源

インドネシアはパーム油をはじめ、様々な天然資源の生産量では、世界中でも上位に位置しています。特にパーム油の生産量は最近マレーシアを抜き、世界第1位となりました。パーム油は、食用油として使用されるだけでなく、最近では石油やガスに代わるエネルギーとしても注目されています。インドネシア政府は2050年までに国内で使用されているエネルギーに占める石油の比率を現在の52%から20%に削減し、この代替燃料を積極的に活用する政策を打ち出しています。

パーム油世界の農産物・鉱物生産量ランキングにおける当国の位置づけ

一口メモ:「インドネシア=アメリカ大陸 !?」

約 5,150Km アメリカとほぼ同じ

日本列島の南北間の距離約3,000Kmと比較して、インドネシアは西のスマトラ島から東のイリアン・ジャヤ(ニューギニア島)まで、東西に約5,150Kmあります。この距離は、なんと、アメリカ大陸の東海岸から西海岸に匹敵する距離だといわれています。また、日本の関西国際空港からシンガポールまでの飛行距離が、5,000Km弱ですので、東西の距離の目安になります。南北方向は赤道をはさんで約1,800Kmもの距離を有します。いかにインドネシアが東西、そして南北に開けているかがお分かりいただけるかと思います。

トフェリイ・スティクノ一等書記官

インタビューを終えて・・・

インドネシアは豊富な労働力、鉱物や観光資源を有し、それらを活用した経済発展をめざしています。2009年にかけての明確な目標も掲げており、さらなる経済成長が期待できると感じました。

(このインタビューは2007年11月19日に取材したものです。)

インドネシア大使館で仕入れたちょっと良い話 〜インドネシア料理〜 Bali Cafe PUTRI

今回は、スティクノさんおすすめの”Bali Cafe PUTRI”に行ってきました。お店は六本木ヒルズ ヒルサイドB1にあり、バリを愛するイタリア人デザイナーが手がけたモダンなリゾート空間でした。店員の方はほとんどがインドネシアの方で、現地(バリ)の雰囲気を感じさせるお店でした。
今回はインドネシアの中でも特にバリで好んで食されている、ルンピアと呼ばれる春巻の他、ガドガド、ナシゴレンなどを頂きました。ガドガドはインドネシア料理の伝統的なメニューで、温野菜にブンブ・ガドガドと呼ばれるピーナッツ・ソースをかけたものです。また、インドネシア語で、ナシは「ご飯」、ゴレンは「揚げる、炒める」を意味しています。ナシゴレンはインドネシア料理のなかでも特に有名です。全体的にインドネシアの料理(特に炒め物)は、甘めの味付けでした。また、油をたっぷり使う料理が多いのですが、食後にインドネシアコーヒーを飲むとすっきりします。インドネシアコーヒーは欧米のコーヒーとは一味変わったコーヒーでミルクは入れずに、ブラックで飲むのがおすすめとのことでした。

ルンピア
 バリスタイル春巻

ガドガド
ゆで野菜サラダ 甘辛ピーナッツソース

ナシゴレン

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