eワラントの基本的な使い方
eワラント投資を始めるにあたって、よくある失敗を学んで、同じような過ちを避けるようにしましょう。
極端に低価格のeワラントを買ってしまい、結局、投資金額全額が損失となってしまった。
eワラントのリスクはその価格に表れると考えることもできます。0.30円であれば、1,000ワラントなら300円で購入できますが*1、このようなeワラントは値動きが極端に小さくなっている場合も多くなります。したがって多くの場合、利益を得られる確率も極端に低くなります。はじめて投資するのであれば、価格の目安として1ワラント当たり1円程度より高い価格がついているものを、まず購入対象として考えると良い場合が多いようです。
満期日直前のものを買ってしまい、対象原資産の価格は動かないのにeワラントの価格が急減してしまった。
時間の経過による時間的価値の減少の影響を軽く見てしまったケースです。同じ1日でも、満期日まで半年残っている時と、1週間しかない時の1日では、満期日までの残存日数が少ない場合の方が時間的価値の減少のeワラントの価格に対する影響が一般に大きくなります
*2。
【解説】
上記イメージ図のように、対象原資産の価格等、時間の経過以外の条件が全て同じであっても、
時間的価値の分(■)は1日ごとに減少していきます。
上記イメージ図のように、満期日が近づくにつれ、1日毎の時間的価値の減少分が時間的価値全体に占める割合が一般に大きくなります。
上記はあくまでもイメージ図であり、必ずしも将来の値動きを保証するものではありません。
eワラントの価格が30%上昇したところで、「もうちょっと上昇を期待しよう。」と思っている間に値動きが止まり急落してしまった。
eワラントは対象原資産に比べて一般に値動きが大きい商品です*3。一般に上昇率が大きくなる一方、下落率も大きくなるので注意が必要です。このため、ご自身であらかじめ設定した目標の価格まで上昇したら、ひとまず手仕舞いを考える方も多いようです。売却のタイミングを逃さないように購入時に売り指値を入れておくことも一案です。
権利行使価格が現在の対象原資産の価格と離れ過ぎている銘柄を買ってしまい、対象原資産の価格が変化してもeワラントの価格が動かない。
コール型のeワラントにおいて、対象原資産の価格が 10,000円の時に権利行使価格50,000円のeワラントを購入してしまうようなケースです。
この場合、対象原資産の価格 が12,000円になったとしても、50,000円という権利行使価格とはまだまだ開きがあると考えられます。このため eワラントの価格が対象原資産価格の動きにあまり反応しないといえる状態になっています。実効ギアリングが0になっていないことや低価格のeワラントではないことを確認して購入すれば、多くの場合この失敗を避けることができます。
◆比較的リスクが低いと考えられるeワラントから始めてみたいというニーズを想定し、「
入門銘柄セレクション」ではeワラントの中でも相対的に価格変動リスクが少なくなるよう設計された銘柄を紹介しています。こういった銘柄から投資を始め、値動きや取引ルールを理解することも1つの方法と考えられます。
*1
別途手数料を考慮する必要があります。
*2
極端なイン・ザ・マネー状態にあるものや一部の為替eワラント、極めて低価格のeワラント等の例外があります。
*3
eワラントへの投資は、対象原資産に直接投資するよりもリスクが高い投資となります。参照原資産価格の変動だけでなく、時間の経過などさまざまな価格変動要因によって価格が変動します。また、低価格のeワラントは値動きが極端に小さくなる場合があるので注意が必要です。
上記はあくまで例示であり、必ずしも将来の結果を保証するものではなく、何らかの行動を勧誘するものではありません。最終的な投資の判断は、ご自身の責任で行ってください。