大学で学園祭の運営委員会に携わっていた時に、「組織をマネジメントする」ことに興味が涌きました。理工学部で応用化学を専攻していたので大学院に進む道もありましたが、学園祭の運営を経験し「研究もいいがビジネスの世界を覗いてみたい」と考えるようになりました。
ただ、金融業界への興味はほとんどありませんでした。自分の専攻分野から、「化学系のメーカーで研究職」と考え、化粧品メーカーなどを中心に就職活動をしていました。ところが不思議なもので、いろいろな企業の方とお話をしているうちに、「もしかしたら自分には外資系が向いているのでは」と感じ始めました。理屈ではなく直感的に、そう思い始めたのです。
そんな折、ゴールドマン・サックスに内定をもらっていた大学の先輩から連絡をいただき、「ウチも外資系だよ」と声を掛けていただきました。それが当社との最初の接点でした。
初めてゴールドマン・サックスを訪れた時に、一人の女性社員を紹介されました。その女性社員との出会いが私の人生を変えたのです。
「投資銀行とは何か」「ゴールドマン・サックスとはどんな会社か」。金融業界について何も知らなかった私にも理解できるように、じっくり時間をかけ、丁寧に説明してくれました。その女性の話はとても明確で、説得力がありました。そしてその態度は、自信に溢れていながら決して尊大ではありませんでした。話が終わるころには「是非、こういう人と一緒に働きたい」と私は考えていました。つまり私の場合、金融業界への興味というより、ゴールドマン・サックスに魅力を感じて入社を志望したのです。