私は金融とまったく畑違いの学部、文学部出身です。新卒で入社した日系銀行で、外国為替業務は経験しましたが、IT関連の仕事は当社でゼロからのスタートでした。
社内ユーザー向け通信サービスのサポートに始まり、グローバル展開の社内ネットワーク構築にいくつか携わりました。日本初の海外システムやサービスの導入時には、とても緊張したのを覚えています。しかし入社後の数年間は、新しいテクノロジーの吸収や、拡張するビジネスを効果的にサポートできるITインフラストラクチャを作るという命題のもと、毎日がチャレンジの連続でした。時差を忘れ、海外の同僚と新規システムの設計について、毎晩議論した時期もありました。
投資銀行や証券会社でなぜITなの、と思う人もいるでしょう。確かに、テクノロジー部そのものは直接的に利益を生み出す部ではありません。けれども日々のトレードは、信頼性と拡張性のあるコンピュータ・リソースと競争力のある業務アプリケーションなしに、利益を生み出すことはできません。テクノロジーを通じて、私たちは金融の世界に関わることができます。この仕事の魅力だと思います。