3年前にニューヨーク本社から東京に移ってきましたが、ゴールドマン・サックスではすでに19年のキャリアになります。日本へ来る前は本社でもアジア地域の業務を10年ほど経験しています。
私はウィスコンシン州ミルウォーキーの出身で、大学では政治学を専攻しました。テクノロジーとは無縁で、将来は弁護士になりたいと思っていました。今の仕事に繋がるきっかけは、学生時代にアルバイトで地元の金融会社で働いたことから訪れました。私は投資銀行グループの担当となり、「電話のシステムに問題が生じた」とか、「ワープロの使い方が分からない」といった社内で生じる技術的な問題の解決係として動き回っていました。その仕事が、性に合い、結局その会社に就職しました。その会社に3年間在籍した後に、知り合いから「ウォールストリートで働いてみないか」と誘われました。「ゴールドマン・サックスだって!ニューヨークは遠いし大都会だし・・・」と同僚に相談すると、「それはチャンスよ!行くしかない!」と後押しされ、ニューヨークへ行くことを決めました。
ゴールドマン・サックスのニューヨーク本社で最初に与えられた仕事は、債券部門トレーディング・フロアでのシステム・サポートでした。その後、ネットワーキング・チームのマネージャーになり、新たなIPネットワーク技術の開発に携わることとなります。90年代半ばにはゴールドマン・サックス全体のネットワーク・チームの運営を任され、当時拡大中だった私たちの国際業務を支えるシステムの構築や改良を統括しました。全社内のヘルプデスク、データベース・チームやシステム・チームの業務も含まれていました。それからグループ全体にあたるインフラストラクチャの共同代表となり、日本へやって来ました。
最近はテクノロジー部にも女性社員が増えつつあり、とても嬉しく思います。90年代中頃は、会議に出席しても500人の参加者のうち女性はたったの3人しかいないということもありました。まだまだ、女性社員の比率が少ないのが現状ですが、女性同士のネットワーク作りを企画するなどして、技術職の女性が働きやすい体制を作るようにしています。