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是永 寛之

テクノロジー部 ヴァイス・プレジデント、インフラストラクチャ、 理工学研究科 修士課程修了、1997年入社
 

Myself

入社して最初の仕事は、社内のシステムをウィンドウズ3.1からウィンドウズNTにアップグレードするプロジェクトでした。私は経理やオペレーションなどバック・オフィスのシステムを主に担当しました。ただOSをインストールするだけではなく、コストについて資料を作成して各部門長から導入の承認を得る作業、あるいはアップグレードによって生じる可能性があるシステム的な不具合について、事前に検証を重ねる作業など、課題は様々でした。

ゴールドマン・サックスのシステムは世界で規格統一されています。従って、多くの作業はニューヨーク本社と相談しながら進める必要があります。英語を使える環境は自ら望んだものだったのですが、必要とされる英語力の高さに、最初は苦労しました。

3年目の頃に簡単な組織変更があり、システム管理チームが細分化されました。当時、将来のキャリアのために何か別の業務に就いてみたいと考えていた私は、海外勤務を希望しました。上司に積極的にアピールし続け、3ヶ月ほど経った頃、「香港のマーケット・データ・チームはどうか?」という話がきました。「ぜひ」と即答しました。

香港勤務は2001年からで、入社5年目でした。海外勤務をして気づいたのは、国が違うとシステムにもローカルな特性があるということ。世界統一規格とはいえ、香港の法律の問題など地域事情を解決するには細かいアプリケーションが必要です。実際に現地へ行ってみないと、その必要性は実感しにくいものだと思いました。

香港のチームは現地の人のほか台湾から1人、イギリスから1人と国際色豊かな職場でした。コンピュータ・サイエンス専攻の人もいて、勉強になりました。異文化の中で生活する楽しさが味わえたのも、素晴らしい体験でした。

2003年、同じマーケット・データ・チームに所属したまま、東京に戻りました。それが今の部署です。当時日本の本社は赤坂にあったのですが、六本木ヒルズに移転することになり、上司から「移転プロジェクトに来ないか?」と誘われたのが帰国のきっかけでした。本社移転プロジェクトは私がこれまで体験したことのない規模のもの。新しいことを学ぶ絶好の機会だと、期待しました。

この時はデータ・センターをユーザーのPCと別の場所に置くという条件があり、ニューヨーク本社やロンドンの技術者らとも相談しながら作業を進めました。大きなプロジェクトであるためクリアすべき課題も多く、時間も労力もかかりました。が、その甲斐あって移転後のシステムの実稼働では驚くほどトラブルがなく、ホッとしたのを覚えています。

今、私はヴァイス・プレジデントという立場にあります。しかし様々なプロジェクトに参加し、会社のシステムをよりよくしていくという業務内容そのものは、新入社員の頃と何ら変わりません。またコンピュータを取り扱う仕事である以上、最新の技術情報には常に敏感でなければいけません。キャリアが何年になろうとそれは誰も同じ。取引会社の技術者らと情報交換をしながら、積極的に学習をする毎日です。