債券のトレーダーとして入社した私は、入社5年目に大きな転機を迎えました。
さらなるキャリア・アップを目指したい、自分のトレーダーとしての腕を試したいという思いから、ニューヨークへの転勤を希望しました。
多くの日本企業の海外支店勤務では、現地採用者が多くを占め、日本人は彼らを統括する責任者を務めるというケースが多いようです。しかし、ゴールドマン・サックスのニューヨーク本社で働くということは、米国で採用されたトレーダーと席を並べ、彼らと同じ役割と責任を担うということです。
会社側も意向を汲み取ってくれたので、ニューヨーク本社で米国国債のトレーダーになることができました。
その後、私は金利に関するトレーディング全体の責任者、金融法人向けの債券営業の責任者を務めました。債券市況がよくない時期にあっても、視野を広げて効率的に利益をあげることができたのは、米国での厳しい競争で培った体験が、自分の中に蓄積されていたからだと思っています。