マーチャント・バンキング部門(MBD)に限らず、ゴールドマン・サックスでキャリアを積むためにはあらゆる面で高い水準の要求に応える必要があります。企業価値算定等のテクニカルな分析に精通することは勿論、チームワークやクライアント・投資先とのコミュニケーション力、仕事に対する責任感の強さ等、様々な面で優れたパフォーマンスを示すことが求められます。私は、その中でも特に、プロアクティブであることが重要だと考えています。プロアクティブになることとは、即ち、チームとして達成しなければならない目標を理解し、自分がどのようにチームに貢献できるのかを自ら考え実行することです。
MBDの業務の柱の一つである投資先企業のモニタリング活動では、企業の業績動向や財務の健全性等に細心の注意を払い、僅かな予兆から想定される影響を推測し、速やかに必要な行動をとることが極めて重要となります。基本的にはチームでモニタリング活動を行うことになりますが、チームの一人ひとりが責任のあるプロフェッショナルとして、上からの指示を待つのではなく、個々人の役割の範囲で自分が次に何をすべきか、ということを常に考える。それがチームとしての強さにつながっていくのだと思います。
当然、プロアクティブであることとチームワークは両立する概念でなければなりません。MBDが日常的に対処している様々な課題は、事業から始まり経理、財務、税務、法務等、おおよそ企業活動に関するあらゆる事象が対象となり、二つとして同じものはありません。検討課題に対するソリューションも、複雑な利害関係の状況によって微妙に異なることがあります。刻々と変わる状況の中で、チームとしての総意を常に理解した上で、チームの一員としてプロアクティブに行動すること。新しく入社する方にもこの姿勢を求めていきたいと思います。