企業への投資
マーチャント・バンキング部門では、1982年から現在まで、世界の有望企業700社以上に、580億ドルの投資を行ってきました。現在ゴールドマン・サックスが運用しているファンドGSCP VIは、200億ドルの規模を誇る世界最大規模の企業投資ファンドの一つです。投資対象は、PIPEsやLBO/MBOなどに代表される企業投資から、ハイテク、通信関連分野におけるベンチャー投資まで、地域、産業を問わず多岐に渡ります。また投資後は経営陣のパートナーとして、投資先企業のさらなる成長に寄与するためのあらゆる支援を実施しています。
日本では1999年12月より、世界各国での投資経験で得たネットワークや知識、グローバルな経営資源をベースに、積極的に投資活動を展開しています。2008年12月までに、日本企業22社に対し、総額3500億円を超える投資を行っています。
日本において企業投資を始めた当初はベンチャー投資が中心でしたが、現在では大企業の事業再編に伴う子会社・事業売却の受け皿となる投資や、大規模な設備投資を必要とする企業への成長資金の供給など、マーチャント・バンキング投資と呼ばれる活動を本格的に行っています。
不動産への投資
マーチャント・バンキング部門は、1991年に不動産投資ファンド(ホワイトホール・ファンド)を設立し、以来、世界各国の9万件以上の不動産関連資産に総額970億ドルの投資を行ってきました。その投資対象は、オフィスビルやレジデンス、ショッピングモール、ホテル、カジノ、ゴルフ場と、きわめて多岐に渡ります。
ホワイトホール・ファンドの重要投資地域として1997年に日本における投資を開始し、現在では不動産関連資産および不良債権を中心とする貸付債権への投資金額は総額にして3.5兆円に達しています。
ゴールドマン・サックスは、日本における不良債権・不動産投資ファンドの先駆けであり、業界のリーディング・プレーヤーとして各種投資を実行してきました。その対象も、金融危機の中での破産債権に始まり、大規模優良オフィスビルや商業施設、ホテル・ゴルフ場・温泉旅館といった運営を伴う資産、そして近年では企業再生案件と、様々な投資機会に柔軟に対応してきました。また、投資実行後から投資回収に至るまで、保有資産を一貫して管理できる体制をグループ内に構築し、資産価値の向上に努めています。